2024年11月（1歳馬情報）

札幌市のモモセライディングファームでのトレーニングを終え、新冠町のパッショーネへ移動しました。移動後は屋内角馬場4000mのハッキングと屋内坂路1本または屋外坂路1本を16秒ペースのキャンター調教を行なっています。代表によると「馴致の頃は気難しい面を出したりしていたけど、初めて屋外坂路で調教した際は、前方を気にする様子はありつつも、先頭になっても物見をしませんでした。徐々に調教を理解してきて従順になり、鞍上の指示にしっかり応えられるようになっています」との事で、精神面の成長がうかがえます。また、「常歩での歩様に柔らかみが出てきました。以前は硬めの歩きをしていたので短距離向きかと思っていたけど、今はある程度の距離に融通がきくように感じています」と評しています。測尺は体高157cm（±0）・胸囲180cm（+1）・管囲20.5cm、馬体重は458kg（+14）です。なお、本馬の姪アドマイヤマツリが3歳以上1勝クラス（東京・芝1800m）で優勝して2勝目を挙げました。また、本馬の父ドレフォンの産駒ミッキーファイトがジャパンダートクラシック（Jpn1・大井・D2000m）で2着に健闘しました。


2024年10月（1歳馬情報）

新冠町のパッショーネでは、騎乗馴致と丸馬場でのハッキングキャンター調教を行ないました。代表は「普段は大人しいけれど、かなり気が強い馬です。騎乗馴致の際も、人の指示を無視したり、前に進めという扶助をしてもまったく動こうとしなかったり、逆に止まれと指示するとどんどん前に進んだり。人の指示には絶対従いたくない、自分の思う通りにしたい、というなかなかの頑固な性格をしています」と評しています。その後、9月下旬に札幌市のモモセライディングファームへ移動してトレーニングを行なっており、10月中旬に新冠町のパッショーネへ戻る予定です。測尺は体高157cm（±0）・胸囲179cm（-1）・管囲20.5cm、馬体重は444kg（-18）です。なお、本馬の従兄ブルックリンダンスが2歳未勝利（中京・D1800m）で2着に健闘しました。


2024年9月（解説）

美しくて品がある。さらにしっかりと芯が入った馬体を見るにつけ、〝才色兼備〟という言葉を想像させる。配合も素晴らしく、父ドレフォン×母の父スペシャルウィークは、多くの血統評論家が絶賛するニックスとなった。締まりの強いピッチ走法で、スピードは一級品。芝ダート兼用の快足馬として大成する予感が湧き出てくる。この配合は、これまでにJRAで8頭が走って4頭が勝ち馬。ミッキーファイトは7月のレパードSを圧勝し、次代のダート界を担う逸材と目されている。また、サーマルウインドもオープンで活躍中。それだけに本馬への期待が高まるのは当然だ。クラブ所属だった姉ローレルアイリスは門別デビューから岩手、名古屋と転戦し、4歳春にJRAに再転入。波乱万丈な競走生活はそこから脚光を浴び、僅か9カ月でオープンまで駆け上がった。しかし、5歳夏の青函Sで無念のリタイヤ。それだけに、妹には色々な思いを託してしまう。見た目や顔つきが姉とそっくりで、しかも杉山佳明厩舎の所属となったのは、リベンジへの誓い。ここまで大きなケガもなく、まさに一路順風。このまま順調に、そして願わくは姉の届かなかった重賞タイトルを─。携わる人々に喜びを届け続ける競走生活を送ってほしい。


2024年9月（1歳馬情報）

新冠町の新冠橋本牧場から同町のパッショーネに移動しました。測尺は体高157cm（±0）・胸囲180cm（+2）・管囲20.5cm、馬体重は462kg（+6）です。なお、本馬と同じく新冠橋本牧場の提供馬アーデルリーベが2歳未勝利（中京・D1200m）で、本馬を管理予定の杉山（佳）厩舎所属の新冠橋本牧場の提供馬ビーナスローズが千歳特別（3歳以上1勝クラス・札幌・芝1500m）で優勝しました。また、杉山（佳）厩舎所属カワキタマナレアがシンガポールTC賞（OP・札幌・芝1200m）で、クラブ所属馬ローレルオーブが2歳未勝利（札幌・芝1800m）で優勝。同じくコスモボニータが小倉記念（G3・中京・芝2000m）で2着に健闘しました。さらに、本馬の父ドレフォンの産駒で、新冠橋本牧場生産馬ハクサンパイオニアがベイスプリントオープン（重賞・名古屋・D920m）で2着、ジオグリフが札幌記念（G2・8札幌・芝2000m）で2着、テーオードレフォンがエルムS（G3・D1700m）で3着に健闘しました。そして、本馬と同じくドレフォンの産駒で母父スペシャルウィークのミッキーファイトがレパードS（G3・新潟・D1800m）で優勝しました。

2024年6月撮影

2023年11月撮影

2023年8月撮影