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  ブルーコーラル(カクテルラウンジ16)スペシャルレポート  
  南関東の現役最強牝馬と評価しても過言ではない全姉グラヴィオーラをひとまわり、いやふたまわりほど立派にさせたような栗毛の馬体がBTCの1000m屋内ウッドチップ坂路で躍動した。ピッチ走法になりがちな坂路コースにもかかわらず、後ろ脚が粘るように伸びて、沈み込むような大きなストライド。そして背中の柔らかさが、そのフォームからも確認できる。高低差20mとはいえゴール前で急勾配になる同コースは、ゴール近くになれば古馬でも苦しくなる難コース。ぶれない走りが印象に残る。そして、ブルーコーラル(カクテルラウンジ16)がゴールした直後に電光掲示板が表示した数字はラスト1ハロン12秒5。「時計を見たときは、本当にまさかっていう思いでした」とグランデファームの及川主任が驚きと興奮を隠せない。「この日が、休養から復帰後、初めての追い切りでした。併せた相手が動いたとはいえ、指示は13秒5だったのですから1秒以上も早くなってしまいました」と頭をかいた。さすが、東京2歳優駿牝馬ではダートグレードを勝ってきたストロングハート相手に1馬身4分の3差、東京プリンセス賞では、不敗で勝ちあがってきたプロミストリープに7馬身差で勝利を収めたグラヴィオーラの全妹だ。ちなみにどちらのレースにも、のちに関東オークスで地方競馬最先着を果たしグランダムジャパン3歳女王となるゴールドパテックも出走していたが、3着と後塵を浴びせている。「仕方がないことかもしれませんが、多くの方から姉との比較を訊ねられます。第一印象はさすが全姉妹だけあって、良く似ているなということでした。でも、正直にいえばグラヴィオーラは、牧場にいる間はあまり目立つ馬ではなかったのです。だから、比較と言われても難しいです」と苦笑い。そして「本来持っている性格の強さは姉以上かもしれませんが、姉に比べると人間が指示することへの理解力の深さは妹の方が上かもしれません。移動してきたばかりの頃は反抗的なときもありましたが、今ではむしろ扱いやすい馬になっています」という。そして「牧場にいたときのグラヴィオーラは加速すると重心があがるようなタイプだったのですが、この馬は逆に沈み込むような感じです。その点はだいぶ違います」と違いを話し、「姉よりも手応えがある、なんて言ってしまえば、よくある牧場のコメントになってしまいますよね」と困ったような顔で「比較が難しいということはしっかりと会員の方に伝えてください」というコメントを預かった。  
     
 
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