⑤アフリカンピアノ24 (Essential Quality産駒)African Piano 24
2024年2月21日生まれ
牝
/ 芦毛(生産:村上欽哉牧場)
2024動画カタログ
2024年10月
2024年9月
血統表
Pedigree TableEssential Quality 芦毛 2018 |
Tapit 芦毛 2001 |
Pulpit | A.P. Indy |
---|---|---|---|
Preach | |||
Tap Your Heels | Unbridled | ||
Ruby Slippers | |||
Delightful Quality 黒鹿毛 2009 |
Elusive Quality | Gone West | |
Touch of Greatness | |||
Contrive | Storm Cat | ||
Jeano | |||
アフリカンピアノ 黒鹿毛 2010 |
ディープインパクト 鹿毛 2002 |
サンデーサイレンス | Halo |
Wishing Well | |||
ウインドインハーヘア | Alzao | ||
Burghclere | |||
マンデラ 栗毛 2000 |
Acatenango | Surumu | |
Aggravate | |||
Mandellicht | Be My Guest | ||
Mandelauge |
募集要項
Information
入厩予定先
関西・栗東・杉山晴紀
総額(総口数)
4,500万円(500口)
一口価格
90,000円
維持費
1,200円/月(2歳1月より)
保険料
2,880円/年(2歳より)
分割支払い表
支払月 →
申し込み月 ↓
|
24年10月~25年7月 | 8月 | 9月 | 10月 | 11月 | 12月 | 26年1月 | 2月 | 3月 | 4月 | 分割回数 |
---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|
当歳10月~1歳7月 | 9,000 | 9,000 | 9,000 | 9,000 | 9,000 | 9,000 | 9,000 | 9,000 | 9,000 | 9,000 | 10回 |
1歳8月 | 10,000 | 10,000 | 10,000 | 10,000 | 10,000 | 10,000 | 10,000 | 10,000 | 10,000 | 9回 | |
1歳9月 | 11,250 | 11,250 | 11,250 | 11,250 | 11,250 | 11,250 | 11,250 | 11,250 | 8回 | ||
1歳10月 | 12,900 | 12,850 | 12,850 | 12,850 | 12,850 | 12,850 | 12,850 | 7回 | |||
1歳11月 | 15,000 | 15,000 | 15,000 | 15,000 | 15,000 | 15,000 | 6回 | ||||
1歳12月 | 18,000 | 18,000 | 18,000 | 18,000 | 18,000 | 5回 | |||||
2歳1月 | 22,500 | 22,500 | 22,500 | 22,500 | 4回 | ||||||
2歳2月 | 30,000 | 30,000 | 30,000 | 3回 | |||||||
2歳3月 | 45,000 | 45,000 | 2回 | ||||||||
2歳4月 | 90,000 | 1回 |
生産・育成の現場から
Report2024年11月(2024年産当歳募集馬レポート)
アフリカンピアノ24の募集写真を初めて見た際、芦毛としては珍しい毛色に目を引かれた。芦毛の原毛色は栗毛、鹿毛、青毛などだが、栗毛タイプは少ないように感じる。この独特な毛色から、「なんだか神々しい馬だな」というのが第一印象だったが、実馬を目の当たりにしてみて、まずは恵まれた馬格に目を奪われた。村上欽哉牧場社長も「馬体の大きさがたっぷりあります。早生まれというだけでなく、成長力が素晴らしいんです」とほほ笑む。「心身ともに成長が早いので、放牧地では母親から遠く離れて単独で行動している事が多いですね。10月になったらタイミングを見計らって離乳する予定です」という。本馬の魅力は馬体だけではない。父Essential Qualityは、2020年のエクリプス賞最優秀2歳牡馬、2021年のエクリプス賞最優秀3歳牡馬に輝き、ダートの中長距離でG1を4勝した名馬だ。しかも、デビュー戦以外はすべてグレードレースで、10戦のうち8勝2着2回という驚異的な戦績を誇った。同馬の父Tapitはゴリゴリの馬体をしたダート馬で、産駒にも同じ傾向の馬体を持つものが多い。しかし、Essential Qualityは父と違うスラッとした馬体で、しなやかさも併せ持っており、デビュー戦の1200m以外では1700~2400mと幅広い距離で活躍した。そんなEssential Quality の2世代目産駒が本馬なのだ。そして、独オークス馬マンデラにディープインパクトを配合して生まれた良血馬であるアフリカンピアノが母という血統馬である。社長も「大手牧場にもなかなかいない、魅力たっぷりの配合馬だと思います」と自信をのぞかせる。最後に、「今は杉山(晴)先生と『ダートかな、それとも芝かな』と、適性を計るというより夢を語る感じで話し合っています。楽しみが大きい馬で、当然ながら高いレベルでの活躍を期待しています」と総括してくれた。アビーム23と同様、杉山(晴)師とともに夢を膨らませつつ本馬の成長を見守っているのだ。そんなおふたりと同じ夢を、出資者として共有してはいかがだろうか。
2024年9月(解説)
血統表を見ていると、幾多の名馬の姿がありありと目に浮かんでくる。まずは母系を見ていこう。母の兄弟は優秀で、ワールドプレミアは2019年の菊花賞と2021年の天皇賞・春の勝ち馬。同じくワールドエースとヴェルトライゼンデは、それぞれ重賞を2勝している。母の産駒はJRAで走った2頭がともに2勝を挙げているので、繁殖としてのポテンシャルは折り紙付きだ。では、父系はどうか。タピット産駒の父エッセンシャルクオリティは日本のファンには聞き馴染みがない名前かもしれないが、2020年のBCジュヴェナイルや2021年のベルモントSなど、米でG1を4勝した名馬。現1歳が初年度産駒とあって未知な部分はあるが、今年の種付料が6万5千ドル(約1000万円)だから、相当な期待を集めていることは間違いなし。そして何よりの強調材料は、従姉の産駒が3冠馬コントレイルという血統背景にある。その事から、母の父からディープインパクトを得ている本馬は、〝牝馬版・疑似コントレイル〟と言っても大袈裟ではないだろう。デアリングタクトを育てた若き名伯楽・杉山晴紀調教師の下、いざ牝馬クラシックへ。何度も勝利の旋律を奏でてくれるに違いない。
2024年11月撮影
2024年8月撮影