2025年4月（解説）

この血統表に“おっ！？”と思った人は相当な血統通だ。父ディープブリランテは2012年の日本ダービー馬。ディープインパクトの後継種牡馬としても成功を収め、セダブリランテスやモズベッロ、エルトンバローズやラプタスなど、芝ダートや距離を問わずに活躍馬を輩出している。そして知る人ぞ知るニックスが、2代前までにUnbridled's Songを持つ牝馬とのカップリングだ。JRAでは該当5頭中4頭が勝ち上がり。ディープリッチとワイドカントが3勝、カレンが2勝を挙げれば、ミヤケは2018年の北海道2歳優駿で3着。特大ホームランこそ出ていないものの、二塁打やシングルヒットを量産しているのだ。本馬の母父はUnbridled's Songの後継種牡馬のダンカークだから、まさにドンピシャ。2023年で種牡馬を引退した父と、2022年から繁殖となった母。重なり合った僅かな期間に出会えたことは、これ以上ない幸運だったといえる。生まれ故郷のパカパカファームで余生を過ごす父ディープブリランテに、最高のプレゼントを届けてほしい。銀色に輝く芦毛の馬体に託す夢は、吉永ファームと萱野厩舎のタッグで弥生賞を入着したガンバルマンの活躍を越える事だ。


2025年4月（2歳育成馬情報）

浦河町の吉永ファームにて、BTC内の屋内ダートコース1200mと屋内坂路1本を14-13の調教を行なっています。測尺は体高159cm・胸囲178cm・管囲20cm、馬体重は445kgです。

2025年3月撮影